上腕への合気操作 ★★★
相手が脱力した時などに，相手の内上腕，屈筋に操作して，相手の内肘を閉じさせ，そこに手刀等をあてがい技を行う技法。相手の上腕に作用させるのは，三原則の内，伸張力と重力です。かなりレベルの高い極意動作です。
＜ポイント＞
- 相手の上腕に手刀を当て，当てた手刀を内に捻り出しながら出しながら，相手の屈筋を活動させ，内肘を閉じさせる。手刀を内に捻り出す出すときは，前腕伸張力を使い，自己の重力パワーを相手の上腕に働かせる。削ぎ出しの逆の動き。
・抉りえぐり出し scoop out： 突き出し削ぎ手掌返し／横面打ちの手の動きと同じだが，場所限定で瞬時に実施／伸張力使用 - 自己の内肘 (肘の内側) が閉じてしまっては，この操作はできません。ただし，ほとんど，極わずかな伸張力の動きだけですので，はっきりとした内肘がビデオでは確認できません。
自分でトライして実感してください。
＜ビデオ＞
・短刀突きでの対処 (Youtube)
・脱力した腕への対処 (Youtube)
以上は，豪州合気道養神館ブリスベン 森道治八段のYoutube ビデオです。
ではでは。
本ホームページの作成者・管理者： 高橋達人 tatsuaiki7@gmail.com
